人生をイージーモードにするために、今後も需要が伸びる職種(SE)に転職することをおすすめしている当ブログ。
とはいえ
「未経験や文系からSEになれるの?」
「SEはブラックって聞くけど大丈夫?」
といった不安をかかえている方が多いのも事実。
そんな不安を払拭するために当ブログでは、
現役SEの方に突撃インタビューを実施し、
SEのやりがい、大変さ、メリット、デメリットなど
現役だからこそ見えるSEのホンネに迫ります。
SEに興味のある方ぜひ参考にしてくださいね!
目次
24歳で飲食からインフラエンジニアに転職
実は、経済的理由で一度大学を中退して飲食業界に就職したので、新卒でSEといったキャリアを歩んだわけではないんですよ。
SEに興味を持ったきっかけは、ソードアートオンラインというゲームでAIとVRの世界観にドハマリして、自分も人を楽しませるゲームを作りたいと思ったからです。
それに、もともとエンジニアの仕事につきたいと考えていたんです。レジのスタッフやタクシーの運転手はAIに代わるという話が出ている中で、SEだったら食いっぱぐれはないだろうと…。これからIT分野は、どの業種でも必要不可欠になると感じていました。
そこで、24歳のときに未経験OKのインフラエンジニアとして転職したんです。転職活動の時につかっていたのは、エン転職やマイナビ転職でしたね。2020年の今は、インフラエンジニアとして2年目の年になりました。
国や企業を支えるITシステムを守る仕事
インフラエンジニアの仕事は、ネッワークおよびサーバー環境の「設計、構築、保守・運用」など通じ、企業のITインフラを支える仕事です。
スマホ持っている方は、一度はゲームやアプリを利用したことってありますよね。
これらのWEBサービスはアプリ単体で動作しているわけではなく、インターネットの先にあるITシステムと通信することで、動作しているんです。
今や、アプリの他にも「行政、医療、金融、マスコミ、製造、物流、メーカー」などあらゆる分野でITシステムが導入され、必要不可欠な存在となっています。
インフラエンジニアは、国や企業を支えるITシステム守り、正常に運用するというのが主な仕事です。
僕は今、とある銀行にインフラエンジニアとして派遣されています。そこで使っているのはコボル系の言語です。プログラミングスクールでは、JavaやHTML、CSSが多く、コボル系はほとんど見かけません。30年以上前の古い言語だからです。
ではなぜ、銀行でコボル系が使われるかと言うと、銀行のシステムそのものが古いからなんですよね。笑
銀行のような大規模なインフラシステムを変えるとなると、億単位のお金が必要だし、場合によってはATMを止める必要があります。人々の生活に直結する領域だからこそ、簡単に変えることはできないんです。
インフラエンジニアは社会に必須のしごと
インフラ=社会のために無くてはならないものなので、そんな状態でも仕事があり続ける点は強みだと思います。
コロナのような誰もが予期できないアクシデントによって経済が低迷しても、インフラエンジニアは情勢の影響を受けるのが少ない業種ではないでしょうか。
デメリットはエラーが起こると終電ギリギリになったり、徹夜で作業したりすることですかね。
僕は今、とある銀行にインフラエンジニアとして派遣されています。仕事はシステムがしっかり稼働しているかをチェックする「保守・運用」がメインです。
銀行のような人々の生活に直結するところがエラーを起こすと社会機能が麻痺してしまうので、本当に深刻なんです。
そのため、仮にエラーが起これば、徹夜してでも解決します。
トラブル時は、精神的・肉体的にも疲れる部分があるので、そこが合わない方はデメリットと感じるかもしれませんね。
仕事が学びになる!コードを書いて終わりじゃない
「新しいことを学べること」と「手に職がつくこと」です。
インフラエンジニアはWEB開発と違い、単調に思われがちですが、決してそんなことはありません。
お客様の意見を汲み取ってコミュニケーションすることや、その意見をシステムに反映する過程で新たな学びはたくさんあります!
今後は、今扱っているコボル系以外にも、HTML、CSS、Java、ICM、Paysonといった言語にもチャレンジして自分で知見を深めたいと考えています♪
また、SEは一種の”職人”なので、経験を積めば積むほど「手に職がつく感覚」は本当に嬉しいですね!
ずっとパソコンに向かい続けるので、たまに孤独感を感じることです。笑
また、何時間もPCに向き合っているので、目や腰が痛くなりますね…。
打ち合わせ以外は、モクモク作業することも多いので、そうした悩みはつきものです。
プログラミングがうまく作動しなかった時の挫折感はあります。
うまく作動しなかった場合は、間違ったコードを見つけて、エラーコードをググりながら問題の種を潰していきます。
ググっても限界がある時は、冗長や同僚の力を借りて解決します。そもそもテストの時点で「実際にちゃんと実装できるか」を何回も確認しますが、それでもエラー出るの当たり前。一気に12個とかでたりします。
だからある程度覚悟はできているし、そのエラーを潰しにいくことも僕たちの仕事です。
あなたは「ずっと勉強していけますか?」
文系でもなれるけど
「ずっと勉強していけるか。」
がぶっちゃけ一番大事だと思います。
どんどん新しい言語やサービスが増えるので、その流れに遅れないようずっと勉強し続けることは全てのSEの共通認識なんじゃないでしょうか。
「お金のため」と割り切って頑張れる人もいるとは思うけど、
ほんとに好きじゃないと続かない。
と僕は思う。だから自分の中にプログラミングが少しでも楽しい!やってみたい!って気持ちがないと厳しいかもしれませんね。
周りにはプログラミングが「好き!楽しい!」と思ってやっている人が多い。あとは純粋に手に職をつけたい人ですかね。
未経験で転職してきた方もいますよ。「音楽やってました」「HTMLやCSSはいじったことあるけどJavaは勉強してません。」といった方もいるので幅広いです。
交渉力や提案力も付けるとGood!
ITスキルはもちろん、コミュニケーションスキルも重要です。
システムを作る際、クライアントからさまざまな要望が入ります。その要望に対して「自分たちはこんなことができますよ。」といった交渉スキルや、「こんな機能も加えてみたらどうですか?」といった提案スキルが必要なんです。
SEはずっとPCに向かっていると思われがちですが、むしろ会議のほうが多かったりする。相手の状況や感情を汲み取った上で、話し合いをまとめていくコミュ力がSEにも必須です。
AIが台頭してきたら一部のSEは必要なくなる…、だから今のうちにスキルを身に着けたほうがいい。
と思ってます。
サイト制作で使われるHTML、CSS、Java、PHPなども将来的には自動化されるなんて話もありますからね。
僕も今学んでいる言語の他に、PythonといったロボットやAIに使われる次世代の言語を勉強してます。時代の変化に合わせて柔軟に変わっていかないといけないですよね。
現場経験は最低3年!コツコツ技術を磨く人は強い
未経験からのSE転職は、30歳がギリセーフかなと思ってます。僕の周りにも20代後半でSEに転職する方が結構いますから。
ただキャリアの歩み方は考えた方がいいです。
現場経験をどれだけしているかはかなり重要です。例えば、「現場に3ヶ月くらいしかいなくてそのまま2年くらいSEの勉強しませんでした。」という方が、また再就職するのは技術的にほぼ未経験と思われる可能性”大”です…。業界の動きが早いので、1年でも現場から離れると追いつくのが大変なんですよね。
最低でも3年の現場経験は必須なので、コツコツ自分の技術を磨ける人は強いと思います。
僕は3年の現場経験は必須であると思います。
また、PM(プロジェクトマネージャー)くらいの経験を積んでからフリーランスになったほうがクライアントへの交渉力があるので、単価も上がりやすいですし、何より自分を守ることにつながります。
経験が浅いと、受託企業との交渉で
「自分の不利な仕事しかもらえない」という話も聞くからです。
「現場に何年いるか」という”経験”が見られる世界のため、僕もフリーランスなるための現場経験はもっと積みたいと思ってます。
僕はアニメをきっかけにAIやVRに興味を持ってSEになったので、将来的にはAIやVRといった分野で仕事がしたいです!
「なぜ、プログラミングを学ぶのか?」という原点に帰る
「なぜプログラミングを学びたいと思ったか?」という原点を思い出して
「プログラミングを通して叶えたい夢がある!将来のためになんとしてもSEになりたい!」と想うなら突っ走るべきです。
でも、もし合わなければ「プログラミングに固執する必要はない」
と、僕は思ってます。
プログラミングをできない人は世の中にはたくさんいるけど、同時に違った形で社会に価値提供している人もたくさんいます…!
ようは役割分担ですよね!
プログラミング以外で自分ができることを一生懸命探して、IT関係はあなたに任せます!という形で付き合っていくのでもいいと思います。
プログラミングは謎解きと似ています。一見、難解と思える課題に対して、めげずに立ち向かって、試行錯誤しながら最終的にはスッキリ課題を解決する。
その謎解きを楽しめる人であれば、プログラミングも楽しくなります!まずは試しにやってみて、自分が謎解きが好きかどうかを判断してみるのが良いんじゃないでしょうか。