この記事では近年需要が増しているWEBマーケティングについて学べるスクールをいくつか取り上げます。
そのため
と考えている方。もしくは
といった方におすすめの内容です!
また
ちまたのWEBマーケスクールって結局どこがいいの?
各スクールの違いが知りたい!
といった疑問にもお答えしていきます。
私自身、ずっとコンテンツマーケティングの分野で仕事をしているので、各スクールのメリット・デメリットが多少は見えているつもりです。
実際の説明会で感じたことをできるだけ公正、公平な立場で書いていきますので、WEB業界に興味があってスクールで学ぶことを検討している方はぜひ参考にしてくださいね!
WEBマーケティングの重要性
2020年は新型コロナウイルの影響もあり、対面ではなくインターネットを使った集客や販売を行う必要性が一気に増しましたよね。
それに伴ってWEB人材の需要も高まっており、未経験からWEBマーケティングを学び、
広告代理店や事業会社のマーケッターとして転職する人も多くなってきました。
しかし、WEBマーケティングは現在のようにコロナによって営業活動が非対面に変わる前からその重要性が高まっていたんです。
増え続けるEC需要
グラフは2018年に経産省が出したEC取引に関する市場調査の結果報告書です。
グラフの通り、2010年では「7兆7880億円」だった市場規模が、わずか8年後の2018年には「17兆9,845億円」にまで膨れ上がっており、今後もこの流れは加速すると考えられます。
インターネットやスマホが発達するとともに、WEBというものがまるで空気のように人々の直ぐ側に存在するようになった昨今。
「ある商品やサービスの評判・特徴を調べる際にどういった媒体を使うか?」という質問を消費者に対して行った際「Google やYahoo!といったインターネット検索サイトで調べる」と答えた人の割合が、約80%にも達したのです。
昨今はSNSのハッシュタグで生の情報を得る方も増えてきましたが、それでも検索エンジンを利用するユーザーは圧倒的に多いと言える現状があります。
右肩上がりのインターネット広告
出典:dentu(2018年 日本の広告費|電通推定「日本の広告費」の概要)
大手広告代理店「電通」により報じられた、媒体別広告費の推移を記した上記のグラフによると、新聞や雑誌、TVなどが軒並み不調な数値を記録する中、インターネット広告費のみが右肩上がりの成長を叩き出しています。
2018年の日本の総広告費は6兆5300億円。そのうちインターネット広告費は1兆7589億円で、全体の26.9%を占める規模にまで成長しています。
これは消費者の情報取得先が、TVや新聞ではなく、WEBやSNSにシフトしていることを表した確固たるデータであると言えます。
そして、今後もwithコロナの社会情勢によって、在宅ワークや対面を避けての活動が継続するとなると、ECサイトやWEB広告の市場が拡大していくでしょう。それに比例して、Webマーケティングの重要性もますます高まることが予想されます。
DMMマーケティングキャンプ
一社目は、WEBマーケスクールの草分け的存在である「DMMマーケティングキャンプ」です。一番の強みは、全くの未経験でも不安を一緒に解決しながら、転職成功までしっかりサポートしてくれること。
転職成功率が高い理由は、カリキュラム内容にあります。受講開始から2ヶ月間は基礎から応用までをみっちり習得。最後の3ヶ月間は、広告代理店で働く現役マーケターとグループワークを行い実戦形式でスキルを養います。実際に広告代理店で働いていることを想定して、プロダクト・マーケット・競合分析をして運用提案書を作成する一連の流れを体験できるそう。
【DMMマーケティングキャンプ】で学べること
・Google/Yahoo広告
・SNS(Facebook、Twitter、インスタ、LINE、YouTube)広告
・SEO概念
・リスティング/ディスプレイ広告
・メール、漫画、動画マーケ
・Analytics解析、タグマネ設定
【DMMマーケティングキャンプ】の料金・時間・学習スタイル・講師の質 etc…
学習形態 | 通学 オンライン |
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料金 | 400,000(税抜)※入学金:3万円 カウンセリング後5日以内の申込みで3万円免除 |
学習期間 | 3ヶ月 |
所在地 | 六本木 |
質問受付時間 | 平日オンライン:10時〜22時 土曜の通学:11時〜17時 |
学習時間の目安 | 180〜190時間 |
講師の質 | 現役のWEBマーケッター |
転職支援 | ◯ |
【DMMマーケティングキャンプ】担当者に聞く!Q&A
ここでは実際の説明会で私が質問したことを共有します!
他社にはない、DMM MARKETING CAMPの強みは何ですか?
正直言うと、他社さんとそこまで大きな差はなくなってきています。
いろいろと検討した受講生さんは、土曜日のグループワークがあること、勉強したこととをアウトプットできる場所があることが大きかったと言ってくださいました。
確かに、他社に真似されれば弊社の優位性はなくなってしまいます。しかし、弊社と同じようなコンテンツを提供しようとなれば、マネタイズが厳しくなると思います。つまり質の高いカリキュラムや人件費などもろもろのコストも考えると、弊社のやり方を真似できる会社も少ないのではと…。
それに、動画を見るだけで落とし込める方は、スクールに通わずとも本などで十分に勉強できる方なのではないでしょうか。一方で、本を読んでもいまいち仕事にできるイメージがわかないという方にとって、弊社の存在意義があると考えています。
卒業生の何割が転職に成功してますか?それはどんな会社ですか?
しかし、受講後に推薦可能な転職先は大手からベンチャーまでさまざま。
企業は自分のカルチャーにヒットしているかも見ているので、全員が必ず成功できるかは分からない。しかし、その確率を上げるために面接対策やメンターをしっかりおいています。
どんな転職支援をしてくれるの?
自己分析、面談練習、履歴書・職務経歴書の添削、会社説明会の案内、給与の調整・交渉などを行っています。
ビズデジ
2つ目は、株式会社イングリウッドが運営する「ビズデジ」です。同社はEC事業を主軸に、ビズデジの他、EC事業者向けのコンサルティングを行っている会社です。
特徴は、WEB広告の運用だけでなく、ビジネス商流、システム開発、ファイナンスといった事業を進める上で必要になる包括的スキルが習得できることです。
事実、ビズデジは広告運用ができる人と言うより「売上を作れる人。ビジネス全体を動かせる人。色んな人の視点や役割を全部知っている人。」の育成を目指しているそう。
初回セッションでビズデジを通してどうなっていきたいのか”目標”を決め、その目標に沿ってマーケティングやファイナンスの授業を進めていくので、まさに一つの事業を作りながらノウハウも習得しつつ学びを深めていけます。
【ビズデジ】で学べること
- ビジネス商流
- システム開発
- ファイナンス
- WEBマーケティング
- コマース
- デザイン事業
【ビズデジ】の料金・時間・学習スタイル・講師の質 etc…
学習形態 | ・通学 ・オンライン 週2回のディスカッション授業がある。(月、木の20時以降) |
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料金 | 200,000円(税抜) |
学習期間 | 7週間 |
所在地 | 渋谷 |
質問受付時間 | 24時間チャットサポート |
学習時間の目安 | 1テーマ20時間(全6テーマ) |
講師の質 | ビズデジの現役WEBマーケター |
転職支援 | ◯ |
【ビズデジ】担当者に聞く!Q&A
ここでは実際の説明会で私が質問したことを共有します!
他社にはない、ビズデジの強みは何ですか?
2ヶ月間で”事業全体を俯瞰して見れる力”がつくことです。
弊社は、あるセオリーやメソッドを使えばできるよという本のノウハウを伝えるのではなく、結果が出るものをしっかり習得してもらうことが重要だと思っています。
そのためには広告運用はもとより、ビジネス全体の知識をインプットするのが最も効果的だと考えているため、カリキュラムもそのように工夫しています。
卒業生の何割が転職に成功してますか?それはどんな会社ですか?
ビズデジにエントリーシートを出してもらった方の中では、全員が転職に成功しています。応募先の会社がどういったスキルを必要としているのかをしっかり分析してから臨むため、的中率は高いです。
どんな転職支援をしてくれるのですか?
履歴書や職務経歴書の添削はもちろん、「どの会社に入りたいか」という目標設定の部分からサポートしています。
例えば、実務経験はなくても面接時に会社側から
「未経験だけどよく調べてきたね。」
「かなり実務よりの知識を持ってるね。」
と思ってもらえるようなスキルを一緒に付けていきます。
授業開始日を過ぎると学習をスタートできるのが次月からになってしまうことです。私が説明会に参加した5月も授業開始日は14日のみで、1日過ぎただけでももう受けることはできませんでした。ただ、動画とチャットサポートはあるので、早めに勉強したければチャレンジできます。
初回のディスカッションで目標を決めて、そこから逆算してカリキュラムを進めていく方法が最も学習効率が高いため、前倒しで受講するのはあまりおすすめはしませんとのことでした。
WEB広告のプロを育成する【デジプロ】
ビズデジは、「WEB広告のプロを育成する場所。」として、未経験であってもプロの広告運用スキルを身につけられるカリキュラムを展開しています。
デジプロを運営する株式会社Hagakureは「広告代理店といえども売上向上の提案までできる人は少ない。だからこそ、WEBマーケティングを理解して、会社の売上にもっと貢献できる人材を育成し、業界自体を良い方向に進めていきたい。」という想いからビズデジをスタートしたそう。
ビズデジの特徴は、「顧客課題の洗い出し⇒戦略設定⇒戦術設定⇒広告施策」の実践ができること。知識を詰め込んで広告をまわすだけでなく、マーケターとしての考え方や実践力が習得できます。
【デジプロ】で学べること
- リスティング広告
- Google広告
- Yahoo広告
- Facebook広告
- Twitter広告
- ディスプレイ広告
- データ分析
【デジプロ】の料金・時間・学習スタイル・講師の質 etc…
学習形態 | 通学 オンライン |
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料金 | 290,000円(税抜) |
学習期間 | 2ヶ月 |
所在地 | 渋谷 |
質問受付時間 | 平日土日:10時〜22時 それ以外も実質OK |
学習時間の目安 | 16時間(週1回2時間の講義×8回) |
講師の質 | 代表や独立してWEBマーケティングしている人に委託 |
転職支援 | ✕ |
【デジプロ】担当者に聞く!Q&A
ここでは、私が実際に参加した説明会で、デジプロ担当者の方に質問した内容をシェアします!
他社にはない、デジプロの強みは何ですか?
広告運用をマンツーマンで実践できる点です。学習の進捗にあわせて講師が丁寧に指導してくれるので、自分のペースで着実にスキルアップしていけます!
また、クライアントに戦略から提案できる力がつくカリキュラムは我々にしかないと思っています。
逆にデジプロの注意点はありますか?
転職がゴールになっている方にとってはサービスが十分過ぎるため、合わないかもしれません。転職だけで言えば、基礎とオペレーションができれば難しくないように思います。そのため、課題の洗い出しや戦略設計といったもうワンステップ踏むことが必要ではないと思っている方にとっては学習内容が重くなってしまう可能性もあります。
希望の道を徹底支援【WANNABE Academy】
http://shareway.jp/wannabe_web/
WANNABEの特徴は、最大9名の少人数制授業で、わからないことはしっかりと指導をしてもらえる点です。また卒業後の就職サポートにも強みを持っており、専門エージェントによる仕事紹介保証も安心材料の一つといえます。
他社との違いは、WEB広告を学びつつ、
- WEBデザイン講座
- 動画編集講座
- インフルエンサー養成講座
- ライティング講座
といったオプションプランの学びも選択できることと、転職支援が充実していることです。
特にフリーランスや副業で携わりたい方に案件を紹介してくれる点は他社にはない大きな強みといえるでしょう!
【WANNABE Academy】で学べること
- WEBマーケ基礎
- 分析方法基礎
- 広告基礎
- サービスサイト制作と運用
- クライアントワーク研修
【WANNABE Academy】の料金・時間・学習スタイル・講師の質 etc…
学習形態 | オンライン |
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料金 | 18万円(税抜) |
質問受付時間 | ・平日 13時〜21時 ・土曜(隔週)11時〜18時 ※10時〜22時はチャットワークで相談可能 |
学習期間 | 3ヶ月 |
学習時間の目安 | 60時間 |
講師の質 | 現役webマーケター(外部講師) |
転職支援 | ◯ |
【WANNABE Academy】担当者に聞く!Q&A
ここでは実際の説明会で私が質問したことを共有します!
他社にはない、WANNABEの強みは何ですか?
一番は値段が安いことだと思います。また、弊社は会社規模が大きいわけではないので、生徒さんとも丁寧にみつなコミュニケーションをとりながら学習をサポートしています。
逆に、WANNABEの注意点はありますか?
講座を正式にリリースしたのが2020年の6月なので、カリキュラムをバージョンアップしながらいいものにつくりあげている段階にあることですかね。レベルのばらつきがある場合は、チケット制にして個々人に合わせた対応を行っています。
WANNABE卒業後はどんなサポートがありますか?
書類添削、面接の練習、大手人材会社と組んで求人をご紹介しています。
テックアカデミー
テックアカデミーの強みはパーソナルメンター制度です。具体的には
- 週2回のマンツーマンメンタリング
- 毎日19時〜23時のチャットサポート
- 回数無制限の課題レビュー
などのサポートによって完全オンラインではありますが、短期間でのWEBマーケテスキルの習得を可能にしています。その他、学習期間を4つのタイプから選ぶ点も他社にはない特徴です。

テックアカデミーは、過去の受講生5,000名以上、研修実施企業100社以上と実績も豊富です。
【テックアカデミー】で学べること
- WEBマーケティングの基礎知識
- Google Analyticsを使ったサイト分析
- SEOの理解と具体的なオペレーション
- リスティング広告の基礎知識・出稿・運用
- ディスプレイ広告の基礎知識・出稿・運用
- ソーシャル広告の基礎知識・出稿・運用
【テックアカデミー】の料金・時間・学習スタイル・講師の質 etc…
学習形態 | オンライン |
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料金 | ・社会人:149,000円〜299,000円(税抜) ・学生:129,000〜219,000円(税抜) ※学習期間により金額が異なる |
質問受付時間 | 24時間チャットサポート 週2のメンタリングもある |
学習時間の目安 | 学習期間により異なる |
講師の質 | 現役webマーケター |
転職支援 | ◯ |
【テックアカデミー】担当者に聞く!Q&A
ここでは実際の説明会で私が質問したことを共有します!
他社にはない、テックアカデミーの強みは何ですか?
現役マーケターがパーソナルメンターとして、最後まで学習をサポートしている点です。基礎知識を付けた後の広告運用まで、一緒に相談しながら進めていける点は他社にはない強みだと考えています。
テックアカデミー卒業後はどんなサポートがありますか?
1つ目は、「就職/転職のキャリアサポート」です。弊社で説明会を開催して、実際に面談を行いスキルにあわせて企業をご紹介しています。
2つ目は、「卒業後のカリキュラム閲覧が自由に行える」ことです。復習や、実際の広告運用の際にも活用いただけます。
説明会が動画で、わからないことがあれば、チャットで問い合わせしてくださいという点です。受講する側からしたら細かな不安や疑問があるはずなので、もう少し柔軟に対応してくれたら嬉しいと思いました。
まとめ
今回は、巷のWEBマーケティングスクールの詳細を説明会体験記とともにご紹介しました!WEB業界は今後も成長が期待されているため、本当に興味があればスクールで基礎スキルを身に付けて、転職や就職にチャレンジしてもよいでしょう。
WEB業界の専門用語や、戦略設計、課題解決スキルなどは、一人で身につけようと思ってもなかなかできないのが現実…。スクールはそうしたマイナス部分を解決するには最適かもと今回の記事を書きながら思いました!